足し算の攻め

ハム将棋の10枚落ちに負けました(あるいは将棋初心者である俺の感想として) - Guinea Pig
の続きのエントリ、
ハム将棋10枚落ちでどうすれば負けることができるか(あるいはセルクマが嫌いなのでだらだらとここに書く) - Guinea Pig
を読むと、初心者は駒の利きを足すことが難しいのかな、となんとなく思った。自分も未熟者ですが講座っぽいものを。

下は「角行と飛車を出したらどうする?」の画像に手を加えたもの。

この場合の答えは「足し算の攻め」である。
3三の地点は現状は先手が角、後手が玉でお互い1ずつ利いているため手が出せない。
しかし飛車を3筋に移動させれば3三の地点は先手が角と飛車で2、後手は玉の1と利きの数で先手が上回っているため突破できる。
これが足し算の攻めで、将棋系ゲームの基本の考え方になる。8枚落ち、6枚落ちと駒が増えていっても考え方は同じ。いろんなテクニックで相手の守りをはがしたり崩したりして利きを上回るように持っていく。*1
10枚落ちであれば後手の守りが玉1枚なので足し算の攻めをすればそれで終わり・・・なんだけどやっぱりいきなりだと難しいんだろうなあ・・・*2
現状どこに利いているか、どこに駒を持っていけば利きが増えるか、相手の利きが弱いところはどこか、そんなことを考えながら指しましょう。

*1:だんだん難しくなっていくと、互角の状態で駒の交換がなされていくのだがそれは後の話

*2:とここまで書いて「足し算の攻め」という用語の使い方が正しいのか不安になってきた。こういう基本の時には使わないかもしれない。