将棋世界9月号の感想

将棋世界 2012年 09月号 [雑誌]

将棋世界 2012年 09月号 [雑誌]

将棋世界9月号を購入。
パラパラとページをめくってまず目を引いたのは「将棋ウォーズ」の記事。開発者に将棋関係のエキスパートが揃っているというのはなんとなく意外だった。イロモノゲームのイメージがあったので・・・自分も1回試したけど確かに演出が素晴らしい。10分切れ負けがあまりにも早くて辛かったなあ。まあ切れる前に負けたけど・・・

双龍戦、菅井五段が負けたあとのボヤキが面白い。若手でもボヤくのね。

河口俊彦七段の大山康晴についてのエッセイ。大山の記録1433勝は大山の個人手帳が原資料、とかびっくり。
あるレベルまで行くと棋力じゃない部分で勝負がつく、というのが河口氏の考え方だろうか。勝ちに対する執念がドラマを生む・・・これだと今の羽生世代については語れないだろうな。
読物としては相変わらず面白い。もうちょっと読みたいと思ってしまった。

大山康晴の晩節 (新潮文庫)

大山康晴の晩節 (新潮文庫)

おすすめ本。

将棋文化検定 模擬試験問題集

http://www.shogi.or.jp/topics/2012/05/post-534.html
今月の将棋世界は将棋文化検定の想定問題集が付録。9、6、4、2級の問題が25問ずつ入っています。
自分は検定を受けるつもりはないのですが、ざっと問題をやってみました。

http://www.shogi.or.jp/topics/photo/kentei-reidai.jpg

自分は10年ぐらいのファンですが、9級問題は楽勝、6級、4級問題もなんとかなる難易度、2級問題は勉強が必要なレベル、という感じ。

個人的には将棋会館は何区?など地理に関する問題が難しかった。大山記念館とか椿山荘の場所とか実際行ったことがあれば簡単なんだろうけどね。将棋ファンなら当然足を運ぶべき、ということなんだろうなあ。地方在住者には〜区とかよくわからん。
あとは将棋の歴史についての問題がやっぱり多く、合格には江戸時代から昭和、現代までまんべんなく色々と知っておく必要がありそう。これは本かなんかで勉強すればいいんだろうけど、何を読めばいいんですかね。参考書かなんかを巻末に示してくれると親切でいいと思いました。Wikipediaを見れば大丈夫かな。
思ったより検定は楽しそうです。ただ検定料が2級4000円、4級3000円とちょっと高いですね・・・6級1500円、9級1000円ぐらいの検定料ならいいですが。
ついでに「羽生善治検定」「加藤一二三検定」とか棋士に絞った検定をやっても面白そうですね。「藤井猛検定」は大人気になりそうだ・・・