週刊ポスト10月26日号に将棋特集記事
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立ち読みで十分かと思ったら、ページ数、文章量とも多く、かなり力の入った特集だったので購入。以下内容の目次。
魂の16ページ大特集 将棋とは命を巡るやりとりである 棋史に残る死闘七番勝負
- 谷川浩司×羽生善治 光速流と呼ばれた男が「羽生マジック」に抱いた恐怖と嫉妬 取材・文 高川武将(ルポライター)
谷川浩司へのインタビューで羽生の七冠達成時を振り返る記事 - 升田幸三×大山康晴 雪の高野山決戦 -錯覚いけない、よく見るよろし- 文 柏木薫
第7期名人戦挑戦者決定戦(1948年) - 小池重明×森〓二(もりけいじ) 「新宿の殺し屋」と「終盤の魔術師」――― 運命を分けた伝説の勝負 文 大崎善生(作家)
プロアマ指し込み戦三番勝負(1982年) 角落ち、香落ち、平手すべて小池の勝ち。栄光から一転、壮絶な最後。 - 中原誠×大内延介 幻の名人―“穴熊”大内が放った痛恨の悪手 文 嶋崎信房(作家)
第34期名人戦(1975年)本稿は「いまだ投了せず」より抜粋、とのこと。 - 村山聖×丸山忠久 不治の病と闘う「怪童」が生きた盤上の「青春」 文 大崎善生
第56期B級1組順位戦2回戦(1997年) - 米長邦雄×島朗 トレンディ棋士が初代竜王を巡って仕掛けた「世代間闘争」 文 大崎善生
第1期竜王戦(1988年) - 羽生善治×渡辺明 「一杯の水」が呼んだ奇跡の大逆転 文 柏木薫
第21期竜王戦(2008年) - 初代竜王・島朗が語る「羽生世代 最強の秘密」 取材・文高川武将
この中では大崎善生氏の小池重明と村山聖の文章がやはり印象に残る。丸山九段の勝負に徹するところはすごいね。また米長×島戦の裏話は初めて読んだ。
有名なエピソードは何回読んでも面白い。こういう定番エピソードを集めた本があってもいいよね。
2012年10月20日追記 NEWSポストセブンの記事
ここ20年将棋界を牽引している40代 羽生世代が未だ君臨|NEWSポストセブン
島九段のインタビューの一部が読めます。雑誌のはもう少し長いです。