普及協力金が無くなってしまった模様

普及協力金とは何か?についてはこちら
名人戦契約問題についていろいろ(60) - 勝手に将棋トピックス

名人戦移籍騒動名人戦 (将棋) - Wikipedia

要は名人戦の移籍にあたり朝日側が普及協力金というもので連盟を釣ったわけですな。そしてなぜか毎日と朝日が共同で名人戦を主催することになり、普及協力金ももらえることになり連盟としては助かったわけです。ただし5年という期限付き。

そして6年目

Hara Blog : 普及サミット東京(前半)

4 平成24年度の棋士派遣について

・ 今までと大きく違うところがある。去年は延べ700人の棋士を全国へ無料で派遣した。5年前の契約で名人戦は毎日・朝日新聞の共催になり、1億1千2百万円のお金を普及活動に使えることになった。5年の契約が終わり、この4月から、この厳しいご時世の中、王将戦もある朝日オープンもある中で名人戦そのものは若干のプラスとなったが、普及協力金はなくなってしまった。

当時から言われていたとおり、普及協力金は一時金だったようです。上の文章からわかるのは棋士の派遣費用として普及協力金が使われていたこと。どのような使われ方にせよ1億以上の金が棋士に流れなくなってしまったのですからこれは大きな痛手に思えます。移籍によって結局マイナスになってしまったわけであの時の選択はあれで良かったのか・・・うーんまあここは前向きに考えて行きたいところ。普及にお金を使ってきたんだからその芽が何がしかの草木になることを期待します。