プロの資格

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将棋の話 米長邦雄の家

プロ棋士の資格(2012.7.8)

 男女問わずプロを名乗るには資格が必要です。
男子プロ
 世にも名高い奨励会三段リーグを勝ち抜いた者のみが四段のプロとして認められます。いかなる団体、法人、個人からの要望があってもこれは絶対です。
 但し、瀬川晶司のような特例試験もありますが、これは30年に一回くらいのことでしょうね。

女流はどうか
 これは研修会で一定の成績を挙げ、本人が希望した場合に仮入会が認められる。
 研修会はC1級に昇級した時「私は女流を目指します」と言えば仮入会3級です。そこで一定の成績を収めれば正式に女流棋士になれます。
 入会は年齢によって違います。19才。里見香奈が女流から奨励会を受けましたが1級でした。女流棋士志望の人が居れば、C2級の試験をしてもらうことになるのでしょう。
 日本将棋連盟は、このようなケースには門戸を開いています。C2級で入会し、ひとつ昇級すればC1級です。それで仮入会希望を出せば必ずOKを出します。全ては実力次第です。

 スポンサー、マスコミ関係、会長の姪。どのようなコネ、手段を使っても原則は絶対に譲りません。又、本人自身からの入会申し込書は絶対必要です。

 医師の免許の無い人が開業する。司法試験に合格していない人が弁護士活動をする。これと同じことですね。

これははっきりとは書いてませんがおそらくこの話ですね。

当協会所属新女流棋士誕生のお知らせ 日本女子プロ将棋協会|LPSA|

この度の当協会公益社団法人認定に伴い、当協会独自の棋士規程を新たに公益社団法人定款等と共に制定致しました。

それに伴いまして、当該規程に該当する者として、当協会公認ツアー女子プロ選手・渡部愛を7月1日付けより当協会所属女流プロ棋士3級として登録することとなり、当協会初の新人女流プロ棋士が誕生しましたのでお知らせいたします。

今後に於いては、当協会既所属女流棋士同様の扱い、ならびに棋戦参加につきましても次期以降参加を認めていただきたく、何卒ご理解とご検討をお願い申し上げる次第でございます。

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120702-OYT1T00929.htm

日本女子プロ将棋協会から初の新人女流棋士

 日本女子プロ将棋協会石橋幸緒代表理事)は2日、初の新人女流プロとして渡部愛(まな)さん(19)を3級に登録したと発表した。同協会が独自の棋士規定を制定し、1日付で公益社団法人として認定されたことに伴うもの。同協会は日本将棋連盟米長邦雄会長)から女流棋士の一部が独立した形で発足しており、これまでは将棋連盟の規定に従っていた。同協会は渡部さんの女流棋戦参加について、関係者と協議していくとしている。
(2012年7月2日18時59分 読売新聞)

どういう形になるのがいいのかわからないので何とも言えません・・・プロとは何か、資格なのか実力なのかという問題があるような気もしますがややこしいのでわかりません。